みすず様や瑠璃子様には、お立場上、お求めになれないこともわたくしたちは致します
ありすと可憐名家の令嬢たちが、オレに言う
オレは別にみすずや瑠璃子だからって、変な気遣いはしていないけれど
ですが、みすず様、瑠璃子様はやはり、香月家の方でいらっしるからなのだと思いますが
あまり、黒森様にお仕えしているようには、お見掛けできません
2人とも、オレのペットと奴隷のはずなんだけれど
割と、自由に生きてるからなあ
わたくしたちは黒森様の忠実なる下僕でございますから
ありすはそう言うと、裸でオレの前に伏してオレの足にキスしようとする
ありすそういうのは、止めてくれ
オレは、そういう王様になりたいんじゃないんだ
申し訳、ございませんでは、こちらに誓いの接吻を致します
そう言うと、13歳の鞍馬家令嬢はオレのペニスを両手で捧げ持ち
亀頭の先に、そっとキスをした
ありすはセックス奴隷でございますから
可憐も、オレのペニスにキスをする
ミタマとキヌカも
かしこまりましてございます
ミタマとキヌカが、左右からオレの亀頭にキスする
全員が、風呂から上がるのを待って中規模の食堂らしい部屋に向かった
珠代さんが、テーブルの上にサンドイッチの皿を並べている
わたくしたちもお手伝い致しますわ
すぐに、ありすが声を掛けるミタマとキヌカ、可憐美里さんも動き出す
ああ、助かるわそっちのテーブルにもお皿を並べて後、飲み物の準備を誰か頼むわ
珠代さんが、指示を出す
これですね
園子ちゃん、お茶はあたしがする
徳大寺さんと黒沢さんも
ああやっぱり、住友さん、白旗さん、朝比奈さんは何もしない
というか、他の子たちがテキパキ動くので何をしたら良いのか判らないみたいだ
そして、自分からは何かすることはありますかとは聞かない
ここの地下施設は上が、シティホテルでしょだから、食べ物を取り寄せるのには困らないのよ
珠代さんが、オレに言った
え、どうやって運んでるんですか
確かに同じ建物だけれどでも、この地下施設への通路は限られているはずだ
ホテルの上層部にあるVIPルームにはここへの直通エレベーターがあるのは、御名穂さんから聞いているでしょ
これから、この娼館に通う客たちは上のVIPルームを訪ねるフリをしてホテルに入り専用の秘密エレベーターで、この地下施設へやって来ることになる
そのルートを使っているのよVIPルームの方で、ルームサービスを頼んで料理がお部屋に届いたら、あたしがエレベーターでここへ下ろしてきたってわけ
ルームサービスにあるメニューなら何でも頼めるんだけどそっちの3人は、これからのことでゲッソリしているだろうからサンドイッチぐらいしか、胃に入らないと思って
ご配慮、ありがとうございます
美里が礼を言う
あら、美里ちゃんは、もう適性検査終わったでしょ観てたわよちゃんと、あたしが教えた通りできていたわね
珠代さんはさっきのオレと美里のセックスも監視カメラで観ていたんだ
はい、まだ未熟でございますができる限り、お教えを活かしていこうと思います
あなたのことは、全然心配していないわよあなたは、綺麗なだけじゃなくって気品があるものね
珠代さんは、美里を褒めてくれた
あたしが心配しているのはあっちの3人だけよ
ああ手持ちぶさたの住友さんたちを見ている
徳大寺さんと黒沢さんの方は、根性が据わっているから何クソッって突破していく力があると思うのよでも住友と白旗と朝比奈は、そういうのも感じられないから
美里は、美里ちゃんで徳大寺さんたちはさん付け
なのに、住友さんたちは呼び捨てか
珠代さんは、本当に判りやすい
大丈夫ですわあの方たちも、わたくしの仲間ですから
え美里
住友さん、白旗さん、朝比奈さん何かご心配なことがございましたら、どうぞお尋ねになって下さい
美里は3人に言う
あのどういうこと
住友さんが美里に言う
わたくし、これまでのご講義は全て、ノートにまとめてございますから
な、何よあたしたちに教えてくれるっていうのっ
ムッとして、朝比奈さんが言う
わたくしには、お教えできるようなことはございませんがせめて、午後の研修の前に、講義の復習をなさっておかれるべきではないかと
美里は、穏やかな笑顔で言う
結構よあたしは、あなたには教わりたくないわ
あたしもありがたいけれど、遠慮をさせてもらうから
住友さんも
大きなお世話よっあたしのことは放っておいて
朝比奈さんが、美里に強く言う
黒沢直子さんが、ツカツカと寄って来て
朝比奈さんの服の胸元をグイッと掴み上げるッ
いい加減にしろよ、あんたたち
それであんたたちが脱落するのは勝手だけどさ手を差し伸べてくれた相手に対して、あんまりじゃないかっ
あ、あんたには関係ないでしょっ
朝比奈さんが、そう言うが
関係ねーわけがないだろっ
黒沢さんが、怒鳴る
一緒に娼婦になるための講義を受けているんだ認めたくないけれど、仲間なんだよ、あたしたちは
何それあんたも点数稼ぎ
朝比奈さんが、黒沢さんに睨み返す
当たり前だろっ今、あたしたちがこうやって、みんな揃って昼飯を食うんだって適性検査の内だろっ
さっき、お風呂場で御名穂さんが言ってたわどんな時も隙を作るなって
徳大寺さんも言う
今、ここでわたしたちが、あなたたちに手を差し出さないとそれはそれで、わたしたちの評価も下がることになると思うのよ
徳大寺さんの言う通りよ娼館はチームワークが重要だから、自分だけ生き残れば良いなんてスタンドプレイの子は、評価が低くなるわよ
だから、あたしはお前らなんか、どうなっても構わないけれどあえて、言うよ判らないことがあったら、今の内にあたしたちに聞けっ
黒沢直子さんが、住友さんたちに言う
この昼飯休憩の時間しかあんたたちには残ってないんだからさ
わたくしたちにお尋ねになるのが、お嫌でしたら克子様も珠代様も、この場にいらっしゃるのですから直接、お尋ねになられたら良いと思いますわ
美里が言う
いっそのこと、御名穂さんに聞きなよていうか、少しはリカバリーしとけっての腹の中では何を思っててもいいから顔に出すな、愛想良くしろよあんたたちの運命を握っているのは、御名穂さんなんだよ
黒沢さんは強く言う
あなたたちだけではないわあなたたちの家族の運命も掛かっているんでしょ
徳大寺さんも、真顔でそう言う
あなたたちが、このまま何もしないで午後を迎えたらそれは、あなたたちの家族を見捨てることになるのよもし、そんなことをしたらわたしはあなたたちを一生軽蔑するわ