Выбрать главу

子供だけを産んで堕ちて行くしかなかった母の犠牲

そんなことは、どうでもいいことなんです

そして、部屋の中を見廻し

ああ、あそこに美しい陶器の花瓶が飾ってあるな

狩野さんあれは何ですか

オレはその花瓶を指差す

青磁の花瓶ですわどなたの作かは、わたくしには判りませんが

桜子さんは、素直に答える

そうですあれはもう花瓶です捏ねて焼き上げる前の泥土ではない

オレも作者とかは判りませんけれどあの花瓶が美しいものだということは判ります今は何も生けられていませんけれど綺麗な花を一輪生けたら、もっと魅力的になると思います

そう言って桜子さんを見る

あなたも同じです何から作られたとか、誰によってこの世に生を受けたかなんて関係ないんです狩野桜子さんは、狩野桜子さんとして美しくあればいいあなたは、あなたのできることを一生懸命やればいいんです

わたくしは何もできませんわわたくしは、名家の娘という環境に甘えるだけで何も学んでこなかった女ですから

うつむく桜子さんにオレは

あなたには、まだその美しい身体があるじゃないですか

桜子さんの中の認識を変える

セックスを絶望を体験するための売春行為ではなく

彼女自身の価値と魅力を肯定するものだと意識改革する

はっきり言いますオレは、あなたとセックスできるかもしれないと聞いて嬉しかったです今日は、ワクワクしてここに来ました今だってあなたと思いっきり、セックスしたいと思っていますほら

オレは、自分の勃起を桜子さんに見せる

あなたに射精したくてこんなになっているんですよ

桜子さんは反射的に恐怖を感じている処女なのだから、仕方ない

今さら文句を言っても、もう遅いですよあなたは、オレに金で買われているんですからさあ、あなたの身体でオレのこのワクワクした気持ちを鎮めて下さい

怯えている桜子さん

あなたにして欲しいんですあなたが欲しいから、オレはあなたを買ったんですよ

オレは強い眼で桜子さんを見て、言う

怖くはありませんわわたくしが今、して見せた通りです黒森様は、とってもお優しい方ですから狩野様が怖がられるようなことはなさいませんわ

美里が2つ年下の桜子さんに言う

桜子さんは静かに答えた

元々、オレに売春を持ち掛けたのは桜子さんの方だ

しかし、今桜子さんの中で、オレとのセックスの意味が変化し始めている

い、いけません桜子お嬢様

不知火さんが、慌てて主を制止しようとするが

ぁうっっ

美智が気を打ち込んで、不知火さんの身体の自由を奪う

場の雰囲気に呑まれて不知火さんは、すっかり美智に対する警戒を怠っていたようだ

狩野さん立って下さい

オレも静かに命じる

ゆっくりと立ち上がる16歳のお嬢様

全裸のオレも、ソファから立ち上がり

静かに桜子さんの方に向かう

裸の男の接近に、処女の桜子さんは身体を強張らせるが

大丈夫だから、怖がらないで

オレは、そう囁いて彼女を抱き締める

男に抱き締められるのは生まれて始めてなんだろう

それも全裸の勃起している男に抱かれるのは

オレの勃起ペニスは、桜子さんのお腹に当たっている

オレの腕の中の緊張した肉体

桜子さんの心臓が、バクバク鳴っているのが判る

オレはそのまま一度ギュッと彼女を抱き締めて

大きく深呼吸して下さい

いいからオレの言うとおりに

桜子さんの身体が息を吸うと膨れ、吐くと萎む

うん、ほんの少しだけど緊張が緩んだ

こうやって、あなたのことが抱き締められてとっても嬉しいです

オレは桜子さんの耳に囁く

本当に嬉しいんですあなたには、それだけの価値がある

そして、身体を離して

真っ正面から桜子さんに言う

午後5時までは、あなたはオレの恋人ですそうですよね

あなたを買った時に約束したはずです6時間は何でも、オレの言うとおりにするって

オレは桜子さんの手を握って、言う

だから5時までは、オレの恋人ですいいですね

桜子さんは、オレの押しに負けて返答した

じゃあ、恋人としてキスをします

桜子さんは、キスも初めてなんですよね

あなたの初めてのキスの相手になれるのもとっても、嬉しいです

そのまま、桜子さんの唇をオレの唇で塞いだ

最初は驚いていた桜子さんも名家の令嬢だから、暴れたりはしない

大人しく、オレにキスされている

オレは、一度、口を離して

桜子さんは、キスの間、息を止めていたらしい大きく呼吸する

だから、もう一度開いた口にキスをする

桜子さんの口中に舌を差し入れる

強張った身体をギュッと抱き締めてオレは、ディープキスを続けた

桜子さんの鼓動が早まる

羞じらいに体温が上がっていくのも感じる

こ、こんなことって

また口を外すとハァハァとながら、真っ赤になった桜子さんが呟く

まだ、終わりじゃないですよ

オレは、桜子さんがグッタリするのまで何度もキスを繰り返した

ぁぁ、わたくしはぁ、はぁ、はぁ、はぁ

桜子さんの身体に性的な興奮の火が灯る

おっぱい、見せて下さい

オレの囁きに驚く、桜子さん

恋人ならおっぱいだって、見たいし舐めてみたいって思います

自分から売春を申し出たということ

すでにオレから6時間6000円という値付けで、金を受け取ってしまったということ

オレと美里との生々しいセックスを観たこと

美里から売春婦だって、絶望ばかりではないと聞かされたこと

様々な要因が桜子さんの内側で、化学反応を起こしている

桜子さんはオレとの恋人プレイを受け入れるしかない

こっちへ来てオレが脱がせますから

オレは、脱力している桜子さんをソファに連れて行く

オレの隣に座らせる

あ、あの脱ぐのは

オレが脱がせたいんですそうできたら、とっても嬉しいんです

オレは、そう言って桜子さんのボタンに手を掛ける

ぅぅ、さ、桜子様

美智に制圧されたままの不知火さんが泣きそうな顔で、オレたちを見ている

ほら、暑いですよね脱がせますよ

羞恥と興奮で赤くなった桜子さんのブラウスをオレは開いていく

ああ純白のブラジャーが見えた

うん16歳らしい、綺麗な胸をしている

わ、わたくしは、恥ずかしい恥ずかしいですわ

オレは嬉しいですそんなに恥ずかしがっているあなたが見れて

オレはソファの上で桜子さんを横抱きにしてまた、キスをする

キスをしながらブラウスの前を、完全に開いてしまった

はぁ、はぁ、はぁ、はぁああ、わたくし

桜子さんはすっかり興奮している