オレの言葉に、桜子さんがハッとする
何だ、桜子は自分で判っていなかったのか午前中に、オレと美里のセックスを見ていたろ
美里は娼婦候補生としてミナホ姉さんたちの指導を受けている
あれが売春婦として客から、お金をいただくことが許されるセックスだいつでも、オレがどうしたら気持ち良くなるかを考えて、一生懸命、奉仕してくれたそうだったろう
なぜ、わざわざ美里がここに送り込まれて
桜子さんの前で、娼婦の技を見せたのか
桜子さんは、そろそろ気付くべきだ
桜子はオレに命じられた通りにするだけで、後はただ足を大きく開いて寝ていただけじゃないか客であるはずのオレの方が気楽に楽しめるようなセックスじゃなかったぞそうだろ
処女喪失の痛みと、衆人環視の元でセックスすることの羞恥に耐えたのに
ダメ出しをされて、桜子は辛そうにうつむく
だから、桜子は1時間1000円の激安・売春婦なんだよ売春婦としては、ダメでほとんど使い物にならないことは判っていたからな
でも、黒森様は先ほど、桜子様との行為を歓んでいらっしゃっではありませんか
余りにも酷い、オレの言葉に不知火さんが、抗議をする
ああ、ただの女の子としてなら桜子は最高だよ可愛いし、綺麗だし身体も良いセックスも気持ち良かった
でも、売春婦としては落第しているってことだよ全然、ダメだ
で不知火さんは、オレが今、1時間1000円の激安で難アリの落ちこぼれ売春婦を買っている最中なのに自分を、もっと安い値段で売り付けようっていうのか
いいかモノの値段ていうのは、価値そのものを表しているんだぞ桜子は、6時間6000円でオレに身体を売ると約束してオレからその金額の金を受け取ってしまった時に自分で自分を激安のダメ売春婦にしてしまったんだ
オレは、桜子を見る
なあ、桜子考えて見ろよ確かに、お前の本当のお母さんは売春婦になるしかなかったそうしないと生きていけないところまで、追い込まれた生活をしていたそうだよな
本当の母親のことを言われて桜子はオレを見る
それってさ桜子の本当のお母さんの売春は、1時間幾らだったんだと思う時間計算じゃなくって、1晩だったかもしれないしセックスの回数で値段が違ったのかもしれないけれどさ
このお嬢様育ちの少女は経済的な発想で、母のことを考えてはいない
お前の本当のお母さんは1時間1000円で、身体を売っていたと思うかそんなわけねーだろ売春婦になるしかなくなって身体を売っているのに1時間1000円でいいんなら、他に幾らでも仕事はあるよ
桜子は本当の母親が、自分を産んだ後に売春婦となり
売春婦として死んだことがショックだった
自分の感じたショックと絶望から1時間1000円での売春を受け入れてしまった
桜子は本当のお母さんの気持ちが判りたくてだから、自分も売春してみようって思ったんだろうけどさ
こんな売春じゃお母さんのことなんて、何も判らないよただ身体を売るだけじゃ桜子の本当のお母さんが直面していた状況とは、全く違うんだから
うっ、ううう
桜子はまた泣き始める
おい、泣くなよ桜子さんの本当のお母さんだって売春婦り営業中に、泣きたくなるようなことは何度もあったと思うよでも、仕事中には泣けないしお客さんに楽しんでもらうためには、笑顔でいなくちゃいけないんだ
オレはさらに追い詰める
さっきの美里がそうだったろ本当に、鞍馬家のお嬢様だった美里が家の没落で娼婦になることを心から受け入れられていると思うかジッちゃんからの指示で、今日、ここに送り込まれて桜子たちの眼の前で、オレとセックスするなんてことを、喜んでやっているわけがないだろ
今、ここに美里本人がいないから何でも言える
本人がするとわたくしは、喜んでさせていただいておりますわとか言い出しかねないから
でも、美里は笑顔を絶やさずにずっと笑って、オレとセックスしていたよな恥ずかしくても、桜子たちに自分のセックスを見せていた何でか判るか
桜子さんも不知火さんも愕然とした顔で、オレを見ている
それは、美里が鞍馬家再興のためには、自分が娼婦になるしかないってことを理解して受け入れているからだ覚悟しているんだ腹を括っているんだ今日のことだって、ジッちゃんはちゃんと鞍馬家の負債から美里が身体を張って働いた分を引いてくれる美里のセックスは、全て、鞍馬家のためになるそれが判っているから美里は自分の辛さは呑み込んでセックスの時には笑顔だけなんだそれが、身体を売るってことなんだと思う売春ていうのは、究極のサービス業なんだからな
桜子みたいに金は幾らでもいいなんていうのは、売春婦としては論外だし身体を金で売ったということにだけ満足して、後はマグロみたいに寝っ転がっているっていうのも最低だよ落ちこぼれの落第生だ
桜子さんは、真っ青になっている
これではオレに犯された意味が何も無い
でも、5時まではオレの相手をしてもらうぞそういう契約だしもう、金を払ったんだからなタイムリミットになるまでには、もう少し、良い売春婦になって欲しいって思っているけどさ
ただでさえ、桜子みたいな激安、ダメ売春婦の相手をしなくちゃいけないのに不知火さんは、桜子よりもさらに安い値段でオレに身体を売るって言うのか
オレは、不知火さんにスバッと言う
値段が安いっていうのは、自分には価値が無いって言っているのと同じだからなどうして、オレが100円とか無料の女の相手を、してやらないといけないんだ
オレの勢いに、不知火さんは頭を下げる
せめて一万円の女になれよその代わり値段に合っただけの仕事はしてもらうぞ不知火さんは、顔や身体は上玉なんだから桜子よりも、価値は上だ問題なのは心の問題だけだよ
オレは、自分の胸をドンと叩いて言う
売春婦になるというのなら裸になって布団に横たわって後はお好きにじゃなく心までちゃんと売春婦になる覚悟をしろよ
不知火さんに向けて言っているが桜子さんに伝えたい
そうじゃないと体験しても、何も判らないままになるよ
桃子姉ちゃんが、笑ってオレを見て
公ちゃんて、本当に凄いわねぇ
真っ裸で、ここまで熱く人に話をしてしかも、相手に真面目に話を聞かせるなんて、なかなかできないわよ
確かにオレは素っ裸だ
チンコ、まだ半勃ちしているし
あら、うちではいつものことですわ