いえ、黒森様は黒森様が、本当にわたくしのことを考えて下さってそれで色々なことをお教え下さっているということは判っております
桜子さんは、オレに言う
わたくしは男性に身体を売るということは、もっと暴力的に一方的に乱暴されることだと思っていましたから男の方は獣欲のままにわたくしに酷いことをなさるのだとそれをただ必死に堪えて耐えるのが売春だと思っておりました
16歳のお嬢様は未知なるセックスを恐怖していた
黒森様は一つ一つ、わたくしに丁寧に説明して下さっていえ、教え諭して下さっていらっしゃいますそうですわね
そうだなぁオレが男の標準だと思われると困るから、一応、説明しておくと普通の性欲が有り余っている男子高校生なら、桜子の身体を6時間好きにできるってことになったら、メチャクチャなことをするかもしれないな性欲完全解放でもちろん、そういう男ばかりじゃないけれど
これだけの美少女だと緊張しちゃって、チンコが勃たないとか
何もできないまま、タイムアップになってしまうやつもいるだろうし
オレはさオレと今日、ここでセックスしたことが、桜子の人生にとってプラスなことにしたいだけだよ
わたくしが後悔しないようにして下さっているということでございますか
いや、後悔したっていいんだそれでこういう体験は、二度としちゃダメなんだって桜子が身体で理解できればそれだって、人生におけるプラスの効果だろ
わたくしが売春を二度と行わないようにということですか
桜子さんの大きな瞳が、オレを見つめる
そういうことじゃないオレが判って欲しいのはこういう体験じゃ、桜子が桜子の本当のお母さんを理解することはできないってことだ
こんな売春行為をやってみたって売春婦に堕ちて死んだ母親の気持ちは判らない
桜子と桜子のお母さんでは売春の条件が違う環境も違うそうだよな
桜子のお母さんは生活のために、身体を売るしかなくなっていた暴力団組織の人間に管理され、そういう環境から抜け出ることができないうちに殺されてしまった
桜子は売春するったって、ここは香月家の当主専用のホテルの特別な部屋だし歌晏桃子姉ちゃんやみすずたちに見られているあれだって、本当はオレが桜子に酷いことをしないようにチェックしているんだよ桜子に対してではなく、オレに対するプレッシャーだよ
桜子は自分がどれだけたくさんの人に愛されていて、今も心配してもらっているのかを感じた方が良い
はいそうですわね
桜子は、素直にうなずいた
その上であの人たちはさ桜子が、今の絶望から立ち直るためなら、セックスぐらい経験したって構わないって思ってくれているんだよ
本当の母親の悲惨な人生と死を知って
また、その情報が許婚者の家に流出して一方的に婚約破棄されたことで
桜子さんは、絶望し自暴自棄になっていた
だからオレに桜子を任せてくれたんだと思うよ
オレの言葉に、桜子は納得してくれた
それでわたくしはこの先、どうしたらよろしいのでしょうか
それは桜子が、自分で決めることだろ
オレは午後5時までたっぷり、桜子の身体を楽しむだけだよそれでセックスっていうものが、楽しいものなんだって桜子に伝えたい本当のセックスっていうのはさ楽しいんだよセックスで絶望なんてできないただただ幸せな気持ちになる
オレはしゃがんで桜子の下腹部を触る
ここに今、オレの精液がたっぷり入っていてもしかしたら、桜子の卵子と結合して、赤ちゃんができるかもしれないそうなったらそうなったでオレは、とっても幸せだよ
オレは桜子のお父さんみたいなことはしないから桜子も桜子の赤ちゃんも、オレのところで引き取るし幸せにするうん、そういうのも良いよなワクワクするよ
でもみすず様が
桜子がそう言うと
あたしは全然構いませんわ
みすずが裸になって入って来る
旦那様が愛される女性は、全てあたしの大切な姉妹です
ニコッと微笑んでそう言う
桃子姉ちゃんの方はいいのか
美子お姉様と瑠璃子に任せて来ました瑠璃子の方が、あたしよりも貫禄がありますから桃子お姉様のお相手に相応しいですし
というか瑠璃子と美子さんのコンビなら、何とかっていう感じだよな
それに桃子お姉様が様子を見てくるようにと、あたしにかなり、興奮なさっているんですわ
3大名家のお嬢様が旦那様に犯されていく様子を見たのですから
桃子姉ちゃんにとっては歌晏家・香月家・狩野家は、名家の中心である特別である特別な3家だ
今はすっかり勢力を落としてしまっているとはいえ
高い家柄を誇る狩野家の令嬢が売春婦としてオレに犯される姿を見て、興奮しているのか
桃子お姉様も色々と抱え込んでいらっしゃいますから
あの明るくて華やかな性格で、ついつい見落としてしまうけれど
桃子姉ちゃんだって昔の瑠璃子と同じなんだよなお付きの山田梅子さんと2人きりの王国の女王様で親しい友達はいなかったんだろうから
家柄も資産も凄すぎる家の娘は孤独になる
まり子は、その桃子姉ちゃんの孤独に気が付いていた
だから、他の名家の令嬢たちや超お嬢様校の生徒全員にやっかまれることを承知の上で桃子姉ちゃんの妹分になっていた
この前の香月家のパーティまではあたしたちも、桃子お姉様と親しくお話させていただけませんでしたから
みすずの言う通りあのパーティで、名家の令嬢たちの関係は大きく改善されたらしい
親しくなるためのキッカケができた
今は香月セキュリティ・サービスでの、お嬢様たちと警護役を対象にした護身術の合同練習会もやっているし
みすずや瑠璃子と仲良くなったから今日だって、桜子のために桃子姉ちゃんがここへ来てくれたんだろうし
前の閉鎖的な関係では桃子姉ちゃんは、香月家の施設には来なかったろう
あら、桃子お姉様と一番仲良しなのは旦那様ですわ
桃子お姉様は、すっかり旦那様のことを気に入っていらっしゃるんですから
桃子お姉様は、まだあたしや瑠璃子のことは完全に信用していないと思いますけれど旦那様のことは信頼なさってますから
でもみすずに、オレがシャワールームで桜子に変なことをしているんじゃないかって偵察させているんだろ
だから、みすずはここへ来た
それって、桃子姉ちゃんがオレを信用していないってことなんじゃ
桃子お姉様は、旦那様が自分の見ていないところで桜子さんに淫らなことをするのがお嫌なんです旦那様のなさることは、全部見たいんですわ自分が同じことを旦那様にされることを、後で想像できるように
桃子お姉様今晩はたっぷり自慰なさると思いますわこんなに刺激的な体験を見てしまわれているんですから