なるほど一般家庭から名家に嫁に入るのは、なかなか大変なんだな
わたくしは、狩野家出身の母から色々と、そういうことも教わっていますけれどでも、名家ではない鳥居家出身のわたくしがお嫁に行ったら、どうせ酷い目に合うことは判っていますわ一生、針のムシロです姑や小姑どころか、分家の人たちからも延々とネチネチとイジメられるのは判ってますもの例え、母から教わった狩野家のやり方を話してもそれは当家のやり方と違うとかお母様はともかく、名家の生まれではないあなたには本質的なことは判らないとか、グチグチ言ってくることは眼に見えていますから
まり子は、笑顔のまま溜息を吐く
ああ判るわうちも本家よりも分家の人たちの方が、排他的なのよね
桃子姉ちゃんも情け無さそうに言う
だからわたくしは、名家にはお嫁に行きませんそう決めましたお父様や鳥居家の人たちが、どんな縁談を持ってこようとわたくしは、断固として拒絶するわ
まり子は、元気に言う
でも大丈夫なのか
オレはちょっと心配になった
まり子の意志が固くても、家の人たちは
あのね公どうして、わたくしの両親が頻繁に外泊を認めて下さっているのか判る
まり子が呆れ顔で、オレを見る
それは、わたくしのお泊まりする場所がみすずお姉様や、桃子お姉様のお屋敷だからよはっきり言って下の方の名家に、頭を下げてお嫁に行くより香月家や、歌晏家のお姉様たちのお気に入りの方がずっずっとずーっと価値があるのよ
香月家と歌晏家は多の名家を束ねる家柄だ
財力だけでなく、政財界の重鎮たちを自由に動かすだけの権力も持っている
むしろ、下の方の名家のお嫁さんになっちゃったらお姉様たちと気安く話せなくなるわよだからわたくしが、お姉様たちに可愛がられている間は、お父様たちは何もおっしゃらないわよ
下手に縁談をまとめてしまう方がまり子と、みすずや桃子姉ちゃんたちとの関係を破壊してしまうのか
っていうか本当は、香月家も歌晏家も飛び越えて公、あなたよ
公の女であるということに価値があるのよあなたに認められ、あなたに選ばれ、あなたに心と身体を捧げたということが
そう言ってまり子は満足げに微笑む
この甘美な気分を早く、桃子お姉様も体験なさればいいのに女に生まれて来たのにこの思いを味わえないのは、もったいないですわ
まり子は、桃子姉ちゃんを見てそう言う
わたくしのことはいいわよ今は、桜子の時間なんだから
桃子姉ちゃんは、自分に向けられた言葉の矛先を反らす
そうでした桜子さんわたくし、今は、とっても嬉しいですわ
まり子はそう言って服の残りを脱ぎ捨てて、ブラとパンティだけになる
さあ、一緒に公にご奉仕しましょっそれで、わたくしたちも、公ももっともっと仲良くなりましょう
わたくし、さっき昔は、あなたのことを羨ましいと思っていたと言いましたけれど
まり子は、ブラを外しながら言う
でもね、わたくしはその気持ちと同じくらいううん、本当はわたくしずっずっと、桜子さんと仲良くなりたかったのよ
名家の父に、一般家庭の母の桜子さんと
一般家庭の父に、名家の母のまり子
似たような境遇なら親しくなりたいという気持ちも、心の中にはある
わたくしは、テレビ中継だけれど公と桜子さんのセックスを観たわだから、桜子さんにも、わたくしのセックスを見て欲しいううん、あなたと一緒に公に抱かれたいとにかく仲良くしたいのよ
でもわたくしは今、黒森様に身体を売っておりますから
午後5時までは桜子さんは、オレに売春する
だから、わたくしも同じ立場になるわよ公
後でいいから、わたくしに100円頂戴
100円
それで、わたくしの身体を100万年、公に売ってあげるわずっずっと、公だけの娼婦になってあげるから
100円で100万年
あ、ウソウソ100万年で、オシマイなんてやだ100億年、ううん、宇宙が滅ぶまでそれもダメだわ宇宙が滅んでもそうよ、永遠永遠に、まり子は公の女なんだから
まり子は、そんなことを言い出す
だけど、今は桜子さんと同じにならないといけないからとにかく100円でいいわわたくしも、公に売春してあげる
そう言ってオレの頬に、チュッとキスする
桜子さんはさ何でも重く考え過ぎなのよ公は、どんなことでも全て受け入れてくれるんだから公となら売春だって楽しいわよワクワクするわっ
と桜子は赤い顔で言った
売春という言葉に対して桜子さんが感じていた重みを
軽い言葉で吹き飛ばしてしまおうと
知りませんでした
そっとまり子に言う
まり子さんがこんなに可愛らしい方だなんて
そ、そんなの仕方ないでしょこ、これだって公のせいよ公のせいで、こうなっちゃったんだから
公のせいなんだからわたくしと桜子さん、2人の可愛い売春婦の相手をしなさいっいいわねっ
そんなのいいに決まっている
桜子さんにとってもここで、まり子と和解するのは良いことだ
まり子は狩野家の遠縁で、桜子さんの従姉妹なんだから
ああ、しようか3人で
はい、じゃあするわよ布団へ行きましょ瑠璃子様、記念写真をお願いしますわ
まり子は、瑠璃子にハメ撮りを要請する
はい、判りましたわ美子お姉様
カメラの準備に入る2人
美子さんも、今は瑠璃子のお付きモードだから命じられた通りに行動する
ていうか、この人もオレのセックスをすっかり見慣れている
桃子お姉様は、その辺でご覧になってて下さいそれで早いところ、早く公とセックスする覚悟を決めちゃって下さい
あらわたくしは、公ちゃんが襲って来てくれるのを待っているのよ
現在、水面下で計画が進行中だ
それからセバスティアヌスさん公とのセックスは怖くないですからあなた何度も見て、もう判っているでしょ最初は痛いし違和感もありますけれど慣れちゃったら、気持ち良いだけで楽しいだけですわ
まり子は、セバスティアヌス(山田梅子)さんにもそう言う
そして不知火さん
半裸のまり子は、美智に取り押さえられている不知火さんに言う
あなたも、よーく見ていて下さいねそしたらあなたも、わたくしみたいに桜子さんと一緒に公にご奉仕したくなるはずですから
不知火さんは、驚いた顔でまり子を見上げている
とっても楽しくて仲良くなるんですわたくしも、こうやってたくさんの姉妹と仲良くなりましたから
まり子は今では、オレの高校の可奈センパイと一番仲が良い
それだってオレとのセックスを通じて親しくなったんだ
桜子が、小声でオレに言う
わたくしは、さっきまであんなに絶望しておりましたのにこんなわたくしと仲良くなりたいと言って下さるなんて同じ立場で売春婦になって下さるなんて