外には
狩野桜子さんとレイちゃんそして、ヨミが立っていた
藤宮くんこれはどういうことなのかね
歌晏老人は、ムッとしてレイちゃんに言う
香月が、このような指示を君にしたとは思えない
はい、これはわたくしの独断したことでございます
レイちゃんは明るい笑顔で言う
君は香月家の家臣なのだろうこんなことをして良いと思うのか
歌晏さんは、鋭くそう言うが
翔お姉様でしたら、現在も香月閣下の専任警護人でいらっしゃいますから許されないと思いますがわたくしは、香月セキュリティ・サービスの一職員でございますから
レイちゃんは、ニコッと微笑んでオレを見る
現在の香月セキュリティ・サービスのオーナーは、黒森公様でございますのでわたくしは、香月閣下よりも黒森公様に忠誠を誓っております
あ、そうだった香月セキュリティ・サービスは、すでにオレの会社になっていた
それに歌晏様は、ご存知ないと思いますが
わたくしも、黒森公様の女黒森家の家族でございます
驚く歌晏老人山田太一さんも
君は香月やわたしよりも、こいつの方が大切だと言うのかね
わたくしたちの家族は血よりも濃い絆で結ばれております
で、ですが藤宮さんどういうことですかその後ろに居る少女は、鷹倉家の巫女の一人でしょう御前の側には、絶対に近づけないと事前に約束していただいはずです
山田さんは、すでに戦闘態勢でヨミを睨んでいる
巫女の力があれば、歌晏老人を自由に操ることができるのだから歌晏家の乗っ取りも可能になるのだから
あら、わたくしの力には有効範囲があります残念ですけれどこの距離からでは、歌晏様やあなたには届かないですわ
隣の部屋の奥からでは無理だな
ギリギリ心を読むことはできるかもしれないけれどより力を使う記憶を操作するとか身体を支配するのは無理だ
し、しかし鷹倉神社の巫女は、精神的に不安定で非情に危険な存在だと報告を受けています即刻、立ち退いていただきたい
山田さんは言う
うんヨミたちの母親の先代の巫女も、コヨミちゃんのお母さんである巫女の妹も非情に精神が不安定だった
自分と周囲の人たちの心を壊し姉妹ともども無惨な最期を遂げた
あら、ヨミちゃんは安定していますわ香月セキュリティ・サービスが、毎週、鷹倉家の姉妹たちの精神状態をテストしていますけれどみんな、問題ある数値が出たことは一度もありません
どうやら黒森公様とのセックスが多ければ多いほど、安定度が増しているという統計が出ています
ですから、わたくしが一番安定していますヨミが一番、先生にセックスしてもらってますから
ニコっと、ヨミが微笑む
妹のルナはまだ幼いですし、月子お姉様は恥ずかしがり屋さんですからだから、ヨミが回数だけは一番なんです
コヨミちゃんのことを言わないのは巫女の力を持つ少女がもう一人いることが秘匿事項だからだ
コヨミちゃんの存在が、オレたちの切り札になるかもしれない場合もあるから隠している
ヨミさんにはわたくしが同行して下さるよう、お願い致しました
あのこちらでお話なさっていたことは、全てお隣のお部屋で聞かせていただきました
桜子さんは歌晏老人が、オレに売春ごっこの相手をこれからも続けろと命じたことを知っている
克子姉が、もの凄い勢いでその要求を拒絶したことも
わたくしのことで、歌晏様や香月様がご心配して下ったことは大変嬉しいのですが黒森様がおっしゃっていた通り、桜子は桜子自身のことを自分で決められますですから
桜子さんは、そう言ってオレの前に歩いてくる
黒森様まだ桜子は、お礼を申し上げておりませんでした本日はありがとうございます
礼を言われるようなことはしていない
裸にして、1回、口内射精をして処女を奪って、3回、膣内射精しただけだ
桜子ももう16歳でございますから映画や小説やお芝居で、売春ということがどういうものなのかは、何となく判っておりましたそれが汚れた行為であることも
ですが、黒森様はわたくしの売春を体験したいという無理なお願いを叶えて下さりながら、同時にわたくしが名家の令嬢としての誇りを失わないように様々なお心遣いをして下さいましたわたくしのような馬鹿な娘のために
桜子さんの眼が、潤う
そして歌晏老人を見て
歌晏様先ほど、歌晏様はわたくしに自由だとおっしゃいましたわたくしは、もう狩野家のためにどこかの名家に嫁入りしなくてもいいのだと
うむ確かにそう言った桜子くんは自由だ自由に恋をして、好きな男と結婚して、子供を産みたまえ
歌晏老人は答える
それでしたら桜子も、黒森様のご家族の末席に、置いていただきたいですわ
桜子さんもオレの家族に
黒森様がお許し下さるのならあの、黒森様
桜子さんの眼が、恥ずかしそうにオレを見る
桜子のことをお好きでございますか
好きだよオレは桜子さんのことは、好きだ
わたくしのどこがお好きですか
おっぱいの形が桜子さんは、すげぇ綺麗だから肌触りも良いし、乳首の感度がいいところも好きだ
ああ、もちろん顔も綺麗だと思うし、声も可愛いし、プロポーションも良いし優しくて、素直なところも好きだようん、嫌いなところが1つも無い
オレの女たちは、みんなそうだ
みんな嫌いなところは1つも無い
わたくし黒森様のそういうところが大好きでございますわ
桜子さんは、そう言った
黒森様が気に入って下さったことは狩野の家とは何の関係も無い、わたくし自身の肉体と心ですから
いやだってオレは、桜子さんとしかセックスできないから狩野家なんて、よく判らないものとはセックスできないじゃないか
でしたら、桜子とわたくしの肉体と心と、これからもセックスしていただけませんか桜子はわたくしも、黒森様だけの女にしていただきたいのです
即答はしない
もう一度、桜子さんをジックリと眺める
身体の良さはよく知っている
繊細で美しい心の持ち主だということも
桜子さんの眼は、きちんと覚悟している人の眼になっている
いいよでも
毎回、売春ごっこは嫌だよ3回に1度くらいならいいけれどああいう面倒な設定は無しで次は何も考えずに、桜子の身体を楽しみたいから
桜子さんは、恥ずかしそうに微笑んで言う
でも、わたくしのような女はまた、何かとご面倒をお掛けするかもしれません
いや、面倒なのはいいんだよ面倒なのは、当たり前だからみんな生きているんだからさどうしても色んなことを抱え込んじゃうし、面倒なことに巻き込まれたりするのは仕方のないことだからそういうのを一緒に悩んで、一つ一つ解決していくことは家族なら当然のことでオレの女なんだからそんなのを面倒臭いとか思わないよ