不知火さんも、慌てて頭を下げた
ええ歓迎するわ
ミナホ姉さんは、二人に応えた
あの、黒森御名穂様わたくしも、初めましてでございますわね
まり子も、ミナホ姉さんに一礼する
鳥居まり子でございますお留守の時にいつもこちらに来させていただいています
ええ、知っているわあなたは、あたしのことは知らないでしょうけれどわたくしは、あなたがここの屋敷でしたことは全て知っているわ
オレとまり子のセックスもミナホ姉さんは、覗き見している
あたし、あなたには少し期待しているのよあなたみたいなお行儀の悪い、躾のなっていない子の方が、見ていて面白いから何より、あなたは元気だしね
ミナホ姉さんそれ褒め言葉になってないよ
顔は微笑んでいるけれどまり子に圧力を掛けているとしか思えない
あなたのことも歓迎するわ
まり子の足が、震えている
あー、この強気な資産家のお嬢様は
ミナホ姉さんみたいな人と、真っ正面から対話するのは、これが初めてなんだろうな
常に、抜き身のナイフを片手に握っているような人との対面は
みんな、もう揃っているのね
ああジッちゃんと翔姉ちゃん以外は
じゃあ、パーティの会場へ行きましょう
オレたちは食堂へと向かう
桜子、大丈夫か
食堂に向かう廊下の途中で、そっと桜子の耳に囁く
はい問題無いそうです今すぐにでも、お相手致します
桜子は笑顔で答えた
処女喪失したばかりだから幾らなんでも今すぐはムチャだ
無理をするなお前、ガニマタで歩いているぞ
腰を重そうにして歩いている桜子のお尻を眺めながら、オレは歩く
この小さくて細い身体の中にほんの数時間前には、オレのチンコが入っていた
今もオレの精液が、桜子の子宮に溜まっている
詮索しちゃいけないのは判っているけれどこんなに可愛い女の子ばかり揃っていると、色々と想像しちゃうわ
フランシーが雪乃にそんなことを言っている
それがまだまだ居るのよ
嘘だろ何だ、そりゃ
スナッチは、信じていないようだ
そんな話をしているうちにオレたちは、食堂に着いた
せーの
寧の号令とともに
部屋の中のオレの女たちが一斉に、挨拶する
何よ小鳥ちゃんと天使ちゃんばっかりじゃないの
す、すげぇ
フランシーとスナッチは、ただただ感嘆している
わー、ホントに桜子様だぁぁ
超お嬢様校の後輩であるエリカが桜子の姿を見て、やって来る
ようこそ桜子様
可憐とありすも
新しく来た桜子とシエさんとオレがセックスしたか聞きたいのだと思う
女子選手たちは、オレが帰って来る前からイーディの友達として紹介されているからアニエスは、オレの女だとは思っていない
オレが近くに居たときの雰囲気も違うし
だけど桜子にはオレが肌を重ねた空気を感じ取ったのだろう
そ、そのですの
しかし、アニエスにはお客さんたちの前では、セックスに関する言葉は喋らないように言ってあるし
ルナとコヨミちゃんが、べったりと側に付いてアニエスの心の状態を監視している
桜子は、オレたちの家族になったよシエさんの方は取りあえず、保留中だ
アニエスの顔が、パッと明るくなる
アニエスは家族が増えることに、いつも喜びを感じている
アニエスですのよろしくお願いしますですの
ニコッと、桜子に微笑んだ
狩野桜子ですよろしくお願い致します
桜子も、アニエスに笑顔で応える
アニエス、桜子にみんなを紹介してあげてくれルナとコヨミちゃんアニエスを頼むよまり子とエリカと可憐は、桜子とシエさんを頼む
とりあえず従姉妹のまり子に、顔見知りのエリカと可憐がいれば、桜子とシエさんは安心するだろう
じゃあ、まず真緒ちゃんと渚ちゃんから紹介しますですのっ
アニエスが、桜子を渚たちの方へ連れて行く
はいはいはーいみんな揃ったんだから、グラスを持ってぇぇ
マイクを持って、寧がみんなに言う
何だとんでもねぇ美少女だな
うん綺麗な子ね
スナッチとフランシーが、寧を見て言う・
はーい、グラス配ってまーす
無い人は手を上げて
飲み物も好きなものを注いで下さい
エプロンドレス姿のマナとメグと瑠璃子が、みんなにグラスを配っていた
他の子たちもとにかく、みんな可愛いわよ
ああアイドル専門の芸能事務所だって、ここまでのタマは揃ってないぜ
とマナが、女子格闘家たちのテーブルへ行って
格闘家の皆さんはお酒ですか
飲み物を尋ねる
ワインもビールもシャンペンも他のお酒も一通り、用意してありますけれど
ええーっとあたしは、最初の一杯だけはいただきますわ
創作マーシャルアーツのルドルフ聖子さんはそう言う
うちの晴子は未成年だからお酒はダメよ
炭酸飲料や、糖分が強いものもダメなんです
ルドルフ聖子さんの弟子のライン晴子は言う
そう思ってお茶とかも、何種類も用意してありますから、お好きなものをどうぞ
マナは、笑顔で答えた
うちの子たちもあんまり甘い飲み物は好まないから
みんな、お茶とかなんだよな
炭酸やジュースを飲みたがるのは、エリとリエの双子ぐらいだ
うちらも最初だけは、お酒をいただきますわ
超実戦空手のポロン選手が言う
わたしたちも、スポンサーとかの接待の時にはお酒を飲まないわけにはいかないから、多少は飲むのよ
ポロン選手と同じ道場のモンキー・ミミ選手がそう言った
わたしも出されたものは、拒まずに杯は全て飲み干すそれが決まりだった
女子プロレスラーのグレース・マリンカさんが言う
だったら、シャンパンを開けちゃおうよいいのがあるんだ
マルゴさんが瓶を持って来て言う
そちらのお二人スナッチさんとフランシーさんも、シャンパンいかがですか
マルゴさんが持っている瓶を見て
ちょっと、あんたそれ
フランシーが、慌ててマルゴさんの方へやって来る
これすっごい高いやつでしょあたし、知ってるわよ
そうでもないですよあたしが選んできたんだけど、そこそこのヤツしか持って来てないですから
ああここのお屋敷、お酒はいっぱいあるのよでも、ここの大人の人たちって、普段はほとんど飲まないから
この屋敷の酒蔵の中にあるものは政財界の大物の顧客たち用に仕入れてきた銘酒ばかりだ
克子姉たちが、そんなに飲まないのは娼婦だった時に、お客さんの相手をして飲まされたのを思い出すからだろう
何だったら、二人ともお土産に一本ぐらいワインを持ってっても構わないと思うわよ
って雪乃ちゃんが言っているけれどミナホ、いいかい
マルゴさんが、ミナホ姉さんに許可を取る