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♪ムスコ、ムスメ♪

♪お助けまんこ♪

クククと笑う双子

おいおい、くっだらねーな

あんたたち、まんこちんこの話をさせたらオカマには敵わないわよ

スナッチや、フランシーたちは笑っている

今の歌はどういう意味なんですか

ああー、やっぱりお嬢様たちには伝わらなかったか

そ、そんな変な歌でもいいんならあたしも歌うわよ

工藤遙花が立ち上がる

何か、あたしのせいで空気を悪くしちゃったみたいだから昔子供の頃に、さっきの人がよく歌ってたんで覚えちゃった歌なんだけれど

そして歌い出す

何ださっき聞いたよりも、良い歌じゃないか

30年前に思い付いた替え歌を使うことになるとは

だからキタノウミ

本当はその次は、相撲の歌は、トチノ和歌だった

1259.余韻 / 許可無し

パパ、食べてるご馳走、美味しいよっ

真緒ちゃんがオレのところにやって来る

うん、工藤父の騒ぎは終わったし

どこかの席に座って、オレも食事にしよう

ホントどのお料理も美味しいわね

ふと、雪乃たちのテーブルを見ると

フランシーが、雪乃に言う

これ本当に全部、あの子たちが作ったわけ

まあね、あたしは全然やらないけれどここの子たちは、みんなで食事の支度や掃除や洗濯をやってるから

雪乃が空いたグラスやお皿を片付けているマナを見て、答える

ああマナが自分の妹だと話してしまっていいのか、悩んでいるんだな

マナの正体が白坂舞夏だとバレれば自分と同じ社会の敵・白坂創介の娘だということまで知られてしまう

働き者が多いのよ何もやらないクズは、あたしだけなのよね

結局言わないことを選んだ

あの感情任せで何でもペラペラと話していた雪乃が思慮深くなっている

でも、可愛い子ばっかりじゃないあそこの司会をやっていた子なんて、底抜けに綺麗よ

フランシーは、マルゴさんの隣で食事している寧を指して言う

ちょっと、嫉妬しちゃうあたし子供の頃は、ああいう女の子になりたいって思ってたのよ

あいつは見た目だけよ中身は、ものっすごい腹黒女なんだからっ

雪乃は半年前に、寧に色々とやられたからなあ

そうなのじゃあ、あっちの子はあの子も、すっごく綺麗よスナッチも、そう思うでしょ

フランシーが指差したのはマナだった

よせよ、フランシーオレは、高校生には手は出さないんだ今は芸能事務所だってコンプライアンスがウルサイんだからよ

お笑い芸人のスナッチは言う

ファンの子に呼び止められた時だってメッチャクチャ、気を遣うからな写真撮ってくれとか言われた時だってなるべくツーショット写真にならないように、他の芸人とかにも入って貰ったり場所が、劇場とかテレビ局前とか、特定できるような背景を入れて撮らせたりしてるからなファンの子が、冗談でスナッチとホテルに行って撮ったなんてネットに写真をアップしたりしたら、トンデモネーことになっちまうからな

あー、尾ヒレが付くのよねぇ勝手なストーリーが混じって憶測だけで余計なことをベラベラ言う連中がいるしそれをまた真実として拡散する連中もいるものね

フランシーが、うなずく

そうだよだからよ女子高生なんて、怖くて話もできねえよ

スナッチが、そう言うが

あの子高校生じゃないわよ中学生よまだ2年生だから、14歳よ

雪乃がマナの年齢を教える

嘘でしょあの子、あんなに大人っぽいじゃない

驚く、フランシー

オレはてっきり雪乃よりも年上だと思ってたぞ

違うわよあたしより2つ下よ

雪乃たちが自分のことを話題にしていることに気付いてマナが、雪乃たちのテーブルに近付く

美味しいですか何か、欲しい物がありましたら持って来ますよ

ニコッとフランシーとスナッチに、微笑む

あたし、黒森マナですいつも、雪乃お姉ちゃんがお世話になっています

そのまま自然な流れでそう言った

白坂舞夏でなく黒森マナとしてだけど、姉の雪乃が世話になっていることについてきちんと礼を言う

あ、フランシーさんのグラスが空ですね何を持って来ましょうか

ああじゃあ、ワインを貰おうかしら

赤ですか白ですか

赤でいいわ

はーい、ちょっと待ってて下さいね

マナは、ススッと雪乃たちのテーブルから離れる

まぁぁ、可愛い子ねぇ

フランシーは、マナのことが気に入ったらしい

ヨシくん、ここ空いてるわよ

メグがオレを呼ぶ

メグは女子格闘家たちのテーブルに居た

はぁぁん女の園に、男はあんただけなんだって

モンキー・ミミさんが、少し酔って赤くなった顔でオレに言う

あ、はいどうしたもんだか

オレは曖昧に答えた

女ばっかりやから一人くらい男の子がいないといけないんやないの女だけの家は物騒だから

ポロンさんが、そう言うが

マルゴやイーディの住んでいる家よ物騒なことなんて、起きるはずがないわよ

ルドルフ聖子さんがそう言う

あ、そうかドロボウなんて、みんな撃退しちゃうかお兄さんも変なことはできないってことだね

モンキー・ミミさんは、ヌフフと笑う

いや、オレ毎日、毎晩、この子たちと変なことばかりしています

しかし聖子さんところの晴子ちゃんは、静かだねえさっきから、全然喋ってないじゃないか

ミミさんがルドルフ聖子さんの隣に座っているライン晴子さんを見て言う

小声で答える晴子さん

この子は、いつもこうなのよたくさんの人数でのパーティとか、苦手みたい

ルドルフ聖子さんは、弟子の少女を見て言う

確か晴子ちゃんて、まだ17歳だったよね

ミミさんが尋ねる

じゃあ、高校生なんだね

昨日の格闘技大会に出場した選手同士でもお互いのことは、そんなに知らなかったらしい

晴子は高校は行ってないのよ

ルドルフさんが、弟子の代わりに言う

晴子は父親が格闘技バカだったのそれも自分は一度も格闘技を習ったことがないのに、アレコレと変な知識だけは詳しいっていうタイプの

ああ、1番困るタイプやわ

ポロン選手が嫌そうに言う

それで娘の晴子を近所のレスリングジムに入門させてね晴子にオリンピックで金メダルを取らせて、それからプロの格闘家にするのが夢だったらしいのよ

なあに女版カート・アングルにするつもりだったの

ミミさんが、そう言うが晴子さんは

いえ、父はあたしには第2のジャンボになれと

ジャンボはメダルは取ってないじゃないか

ですからあたしにジャンボの分までメダルを取れって

何それ訳が判らないわ

ミミさんは呆れている

Darling今の話、判るカ

イーディが、オレの横にやって来てこそっと囁く

いや、判らないジャンボって何