エリカ、ハイジ今、行くからな
オレは、そのまま栗宮さんたちを見ないで、浴室に向かう
おれも、2人のことを特別扱いはしないということを明確に示しておかないといけない
エリカとハイジに掛け湯をしてもらって
それから一度みんなで湯船に浸かって、身体を温める
ハーイ、お待たせネ
イーディが、グレースさんを連れて浴室に入って来た
もっとも、グレースさんは身体にバスタオルを巻いて、オレの視線から逃れようとしていた
しかしあれだな
美智は小柄で身体も細くて、胸がつるぺたどこにあんなパワーが隠されているのか判らない身体をしている
イーディは美智よりも、筋肉があるのがはっきりと判る他インクをしているけれどそれでも全身がキュッと引き締まっていて、細い
昨日の格闘技大会だって、一番軽いクラスにエントリーしていたもんな
それに比べて、グレース・マリンカこと尾上ジュンさんは無制限クラスだったら
鍛え上げられて引き締まってはいるけれど格闘家らしい筋肉で厚みのある肉体をしていることがタオルの上からでも判った
グレースさんは、オレをジロっと睨むが
ホラアンタはこっちネ
イーディが、グレースさんを年少組特にリエとエリの居る方に連れて行く
あの子たちの方が、グレースさんと気が合うと感じたかららしい
まあ、いい彼女のことは、イーディに任そう
栗宮さんたちもようやく裸になって入ってくる
ああ、2人とも槍を振り回すにしては、筋肉が付きすぎているわけでもなく
キュッと引き締まった綺麗なプロポーションをしている
胸筋が鍛えられているせいか胸が大きく見える
2人ともおっぱいが、クッと高い位置に引き上げられ乳首はクイッと上を向いている
あんたたちはそっち月子さんとまり子ちゃん、相手してあげてっ
寧が栗宮さんたちを月子の方へ向かわせる
栗宮さんも御厨さんもオレにアピールしようと、裸のお尻を振って胸を揺らしながら月子たちの方へ向かう
といってもさすがに、寧や克子姉のような巨乳ではないしこんな歩き方は、今までしたことがないのだろう
栗宮さんも御厨さんもギコチない歩みとなっている
股間だけはタオルで隠しているが桜色の乳首は、わざとオレに見せているんだな
とにかく、オレを意識していることは間違いない
さて、そろそろ洗い場へ参りましょう黒森様
エリカが、笑顔でオレに言う
黒森様の右半身は、エリカが洗います右半身は、ハイジちゃんが両足は、茉莉花お姉様の担当です
それでオチンチンは、3人で協力して洗います
ま、任せる
ハイジと茉莉花がボディシャンプーを垂らしたスポンジを泡立て、それぞれの仕事を始める
最初は、スポンジと手で洗ってくれていたが
そのうち、3人ともおっぱいにセッケンを付けてオレの身体に擦り付けたりもする
こういうテクニックは、克子姉と渚からみすずや瑠璃子、マナ、寧、メグたちにどんどん伝授されさらに、エリカたち最近家族になった子たちにも教えられていく
茉莉花、お母さん大分、元気になったんだって
はい、香月グループの専門病院に入れていただけましたので感謝しております
オレの腿に、自分の乳首を擦り付けながら答える
もう少ししたらわたしもお見舞いに参りたいと思ってます
茉莉花の母親はエリカの産みの親だ
今まで、ずっと離れ離れだったけれどようやく、再開できるのか
安奈家の母にも、一緒に来ていただきますその方が良いと思いますので
そうだなエリカだけ会いに行かせるのはお母さんが心配するかもしれないもんな
エリカが実の母親のところに行ったまま、戻って来ないかもしれないと
はいもちろん、本当の母様にはお会いしたいですけれどわたしは、杏奈家の母のことも大好きです今までずっと育てて下さったご恩は、決して忘れません
エリカは真剣な顔で、そう言う
さっき、桜子様とお話したんですけれどわたしと桜子様は、似たような境遇ででも、わたしは本当のお母様にお会いすることができますが
うんエリカも桜子も、産みの母と育ての母がいる
だけど、桜子の本当の母親はすでにこの世にはいない
後で後悔することのないようにエリカは、2人の母に精一杯、親孝行をしたいと思っていますそれから茉莉花お姉様にも
エリカは姉を見る
わたしこそエリカのことを大切にするわ
茉莉花は、優しくそう言った
やっと会えた妹なんですから
そんな2人の会話をハイジが寂しそうに聞いている
ハイジは孤児だ本当の家族は、もういない
オレは、ハイジの頭を撫でてやる
はい、判ってますわたくしには新しい家族が居ますから
ハイジが、オレに微笑む
そうだ、オレたちが居るからな
はいだから、わたくしは寂しくはありません
オレの腕にしがみついて可愛い胸を擦り付けながら、ハイジは言った
ネウチはみんな仲良しなのネ
イーディが、グレースさんに言う
そうですわここの家はみんな仲良くがルールなんです
ルールというか、仲良うできん子は追い出されてしまいますからなぁ仲良くするしかないんですわ
リエとエリが笑ってグレースさんに言う
でも、無理して嫌々、仲良くしとるんと違いますよ
ここの家の子は、みんなええ子ばっかりやもんなぁ仲良ぅして、ずっとに一緒に暮らしていきたいですもん
うちらの家族なんですわ
ずーっとずっと家族でいさせてもらいたいもんなぁ
双子の言葉をオモチャのアヒルが浮いた浴槽に浸かったまま、グレースさんは呆然として聞いていた
ジュンもアタシたちの家族になればいいのにネ
イーディが、いきなりそんなことを言い出す
でもどうやって
グレースさんは、困惑した表情でイーディに聞き返した
ソレハおいおい教えてあげるネ
サァ、アタシたちも身体を洗うネジュン、アタシの背中を流してネ
ジュンさんの背中は、うちとエリちゃんが洗ってあげるわ
玉の様なすべすべのお肌に磨き上げますわ
双子が先にサブッと風呂から上がる
失礼致します冷えもんでございます
裸の美智がオレたちから大幅に遅れて、脱衣所から浴室に入ってくる
美智何なんだそれは
美少女3人に身体を洗ってもらいながらオレは、美智に尋ねる
江戸の末期頃には、お風呂屋さんで、後から遅れて入った客がそう言う習慣があったのだそうです
お風呂で身体があったまった人に、外から入ってきたばかりの人と身体が触れると温度差で冷やっとするので、あにかじめ冷えもんでございますと言って、注意喚起することになっているのだそうです
それは判ったがなぜ、ここで江戸末期の習慣を行う